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リスクプレミアム

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  DCFモデル
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資本コストとは

企業側からの視点

投資家から調達した資金に対して支払うコストのことを言います。
企業が株式の発行や銀行からの借入によって得た資金に対して、配当や金利で資金の提供者に対して支払う費用です。

投資家からの視点

企業に対して投資した資金の見返りとして要求する期待リターンとも言えます。
債権者にとっては金利、株主にとっては配当と値上がり益による収益です。

株主資本コストと負債コスト

株主資本コスト:株式の発行により負担するコスト = 株主の期待リターン
負債コスト  :借入により負担するコスト    = 負債の金利
株主資本コストと負債コストは異なる値となり、企業の収益の分配優先順位の関係(株主への分配は債権者への分配に対して劣後している)から、株主資本コスト>負債コストの関係が成り立ちます。

企業の資本コストと投資家の要求収益率の関係

資本コストと投資家の要求収益率は等しくなります。
なぜなら、企業は投資家の期待に応えられなければ資金を調達することができないため、投資家の要求水準に等しいコストを支払うことになるためです。

負債コスト

借入に対して支払うコストです。負債コストはその企業の利払と元本の償還リスクによって決まります。
国債の金利が年率3%のときに、デフォルト(債務不履行)リスクのある企業が3%以下の利回りの債券を発行しても誰も購入しません。通常、企業の調達金利は国債の金利よりも高くなるため、3%+αの利回りを提示する必要があります。αを信用リスクプレミアムと言います。信用リスクプレミアムは格付けによって概ね説明できますが、市場評価は各種の要因によって異なることがあります。
信用リスクプレミアムとはデフォルトリスクを負うことによって投資家が要求するリターンです。

株主資本コスト

株式の発行に対して支払うコストです。株式は償還や固定の利払がなく、株主への配当も利払い後利益に左右されます。また、劣後債権でもあるため、株主資本コストは負債コストよりも高くなります。
株主資本コストは、企業の収益とリスクによって決まります。
たとえば、自社と事業内容が近い企業の株式が、平均的に配当と値上がり益で年間8%のリターンを上げていれば、自社の株式も年率8%以上の期待リターンでないと投資家は株式を購入しようとしません。
結果的に株式の資本コストは、投資家の要求リターンと等しくなります。(株式の期待リターンが資本コスト以下の場合、株式の期待リターンが資本コストに見合うまで、株価(企業価値)が下がます。)
CAPMの考え方に従えば、
株主資本コスト=リスクフリーレート + \(\beta\)×市場リスクプレミアム
となります。

WACCとは

加重平均資本コスト(Weighted Average Cost of Capital)のことです。企業が株式と負債で調達した資本コストの平均値です。企業の経営者が意識する資本コストです。WACC以上の利益率を上げることによって企業価値を向上させることができます。
企業買収で企業価値を計るときに、将来のキャッシュフローの割引率として用いられる重要な数値です。

負債の金利支払いによる節税効果を無視した場合
以下の式となり単純な加重平均で求められます。

\(D:\) 負債額、\(E:\) 株主資本額、\(r_D:\) 負債コスト、\(r_E:\) 株主資本コスト
$$WACC=\frac{E}{E+D}r_E+ \frac{D}{E+D}r_D $$


株主資本=2000万円、負債=1000万円
株主資本コスト=8%、負債コスト=2%
$$WACC=\frac{2000}{2000+1000}\times 8\% + \frac{1000}{2000+1000}\times 2\% = 6\%$$


負債の金利支払いによる節税効果を考慮した場合

利払い分は費用として計上できるため、その分の税負担が減り資本コストが低下します。
実効税率=tの時
$$WACC=\frac{E}{E+D}r_E+ (1-t)\frac{D}{E+D}r_D $$


上記と同様な条件で実効税率=30%
$$WACC=\frac{2000}{2000+1000}\times 8\% + (1-0.3)\times\frac{1000}{2000+1000}\times 2\% = 5.8\%$$
節税効果を考慮しない場合とのWACCの差0.2%は、金額で換算すると3000万円×0.2%=6万円となります。
この値は、利払の金額に税率を掛けた値と等しくなります。1000万円×2%×30%=6万円。

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